1.なぜマンホールふたには丸形が多いのですか?
 四角なものは、開いた時にふたがマンホールの中に落ち込むことがあります。丸型なら中へ落ち込むことはありません。
 四角なものは中に入って工事がし易くしたい場合とか、中に収納される機器の形状からその方が便利な場合に使用されます。
 丸型は下水道に多く、ガス・電力・通信などには、作業に便利な形が採用されています。
 
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2.マンホールはなぜ必要なのですか?
 下水道では管路の点検と清掃のため、ある間隔でマンホールを必要とします。
 従来は人が直接出入りして作業を行っていましたが、最近では機械による作業も一般化しており、これらの機器の搬入口としても利用されています。
 
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3.マンホールふたに求められる主な役割は?
 マンホールの殆どは道路に設けられるため、マンホールの上部を開放しておくことはできません。このためマンホールふたは道路の一部として機能する必要が有るため、その設計基準が橋の基準に準じて作られています。そこでマンホールふたを「路上の橋」と呼んでいます。
 また地上に出ている数少ない下水道施設であることから、「見える下水道」とも呼ばれ、必要な時にいつでも開閉が出来ることが求められています。
 
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4.マンホールふたの耐用年数は?
 車両のタイヤによる磨耗を考慮して、車道では15年、その他の場所では30年となっています。マンホールふたは坂道、カーブ、交差点など、使用される場所によっては著しく消耗することがあります。  
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5.マンホールふたの防犯対策は?
 マンホールの中に異物を不法投棄されたり、犯罪目的にマンホール内に侵入されることが考えられます。それを防止するために、最近のマンホールふたには自動的に閉る錠がついており、専用の道具を使わないと開けられない構造になっています。  
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6.ふたがはずれてなくなる心配はありませんか?
 大雨などの場合、管路内の水と空気は急激に押し出され、マンホールのふたを押し上げます。最近のタイプのふたには錠と蝶番が付いており、この二つが支点となってふたに隙間ができて、下からの水と空気を逃がしますので、はずれてなくなる事はまずありません。
 旧型のものはその機能が無く、ふたの流失や飛散の危険性があります。
特に冠水した状態で蓋が流失すると、通行者の転落の危険性があります。
 
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7.ふたの模様は何のためにあるの?
 ふたの模様は人や車などがスリップしないように考慮しデザインされています。しかし、表面の模様が消えるほどに磨耗がひどいと、坂道やカーブなどの場所では大変危険です。適切な時期には取り替えなければなりません。
 また蓋が路面から飛び出ていたり、逆にへこみ過ぎている場合も大変危険なので、路面と同じ高さになるよう修繕することが必要です。
 
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8.大地震の時、ふたはどうなりますか?
 大地震の時、液状化現象でマンホールが持ち上げられる現象が見られますが、マンホール本体が持ち上げられたものであり、基本的にふたは問題がありません。マンホールの復旧にあたって、このふたを再使用する場合、使用に耐え得るかの確認は必要です。  
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9.下水道マンホールは全国にいくつ位あるの?

 下水道用のマンホールは、清掃目的のために大体30メートルに1箇所設置されています。これから算出すると全国で1100万個以上設置されていると思われます。詳しいデータはありませんがその内4割位のふたは、鍵や蝶番が付いていない旧型のふたと思われます。
また直径は60センチのものが圧倒的に多く、それ以外に30センチ、 50センチ、90センチなどのふたがあります。

→ もしも全国のふたをならべたら
  0.6m×11,000,000個=6,600km
  (ほぼロス・ニューヨーク間)

 
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10.ガタガタと音のするふたは何故?

 その原因には、マンホール枠の設置不良と、ふたと受枠の構造的問題が考えられます。長い年月の使用による変形などに加え、構造的には旧型のものは「平受け構造」といって、平面でふたを受ける構造になっていますが、最近のものは「急勾配受け構造」といって、クサビ型になっています。そのためガタツキが生じず、車や人が通過しても騒音が起きません。
また材質がダクタイル鋳鉄となり、旧型の普通鋳鉄に比べ、強度が格段に強くなっています。

 
●カバーとフレームが完全密着して
 いるためガタツキなし
●隙間がないので砂や異物の侵入なし
●リブをつけた剛性構造でたわみ変
 形が殆どなし
 
●繰り返し荷重でカバーがフレームに
 対して動くためガタツキ、騒音が発
 生する
 a.たわみや反動による場合
 b.異物侵入で偏摩耗が大の場合
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11.大雨の時に気をつけることは?
 下水は一般的には自然流下で流しますので勾配がついており、従って大雨が降ると、最も低いところに水が集中し、その近くのマンホールふたが外れる危険性が高くなります。
 また計画された降水量を越える雨水が河川に流入すると、下水の吐き口から水が逆流し、マンホールからあふれ出すことがあり、こうした場合にマンホールふたが外れる危険性があります。
大雨の時は特に足下に注意しましょう。
 
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12.マンホールのふたはサビませんか?
 マンホールふたの殆どが鋳鉄製のため、普通の鉄に比較するとサビにくく耐食性があります。
 しかし、ふたの内側は腐食性の強い硫化水素ガスなどに触れる可能性が高いので注意が必要です。危険性の高い箇所には耐食性塗料を塗ったものを使うことがあります。
 

対 策

●金属表面処理
  塗装方法
  溶融金属付着法
●材質の置き換え
  ステンレス鋳鋼
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13.マンホール内へ落ちない工夫は?
 ふたが冠水してはずれた場合、人や自転車が転落・落下するのを防ぐため、内部にステンレス製の転落防止梯子を取り付けたり、樹脂製の籠を設置する方法があります。
またマンホール内に人が工事で入っている時に、上から物が落ちた時の防護にも採用されます。
 
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14.ふたのリサイクルはできますか?
 ふたは鋳鉄製ですので、鋼屑として有償でリサイクルが可能です。ある程度の量がまとまると、スクラップ業者が引き取り、機械鋳物や棒鋼の原料に再利用され、貴重な資源となって生まれ変わります。
 上下水道用の鋳鉄製製品(鋳鉄管、バルブ、ふた類など)の業界では、協議会を組織し、全国的なリサイクル体制を整え、鉄鋼資源として有効利用を図っています。
 
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15.災害時にはトイレになると聞きましたが・・・?

 地震などの災害時には水道・ガス・電気などのライフラインの復旧と合わせて、トイレの確保が一番求められます。下水道管路にマンホールが有れば、蓋を開けて、板などで足場を架けて、臨時のトイレに使用できます。 またトイレに適した小蓋が付いているマンホール蓋も開発されています。マンホールをトイレに使用する場合は、下水道を管理している当該市町村の許可を受けて下さい。

 

●緊急災害用下水道直結式仮設トイレシステム
 イメージ図 >>拡大する
 
 
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