マンホール蓋等の取替に関する設計の手引き(案)

 本手引き(案)は、公益社団法人日本下水道管路管理業協会により、マンホール蓋の巡視・点検から取替までの手順、取替に際しての工事設計上の留意点等、効率的な維持管理のあり方と方法を明らかにし、マンホール蓋に関連する不具合を軽減させることで、予防保全型の管路管理を実施していくことを目的として発刊されました。

手引き(案)には、マンホール蓋の取替までの流れや、巡視、点検の方法、取替え工事設計上の留意点及び各種取替工法などが示されています。
 なお、巡視では、蓋を開けずに目視にてマンホール蓋タイプ表と照合し、マンホール蓋の基本情報と状態を確認します。基本情報としては、道路設置箇所、管路施設情報やマンホール蓋のタイプを確認します。また、マンホール蓋の状態把握としては、耐荷重性や浮上防止機能などが設置基準に適合していることや、マンホール蓋の損傷劣化、周辺舗装などの状態を確認し、巡視結果に応じた「取替え必要」「要点検」「点検取替不要」の3段階からの選定となります。

巡視における確認項目及び確認方法が下記のように示されています。

巡視におけるマンホール蓋の確認項目及び確認方法

確認事項(主たるもの) 確認方法
基本情報 道路設置箇所 目視にて道路種別や占有位置を確認
管路施設情報 下水道台帳図面と照合
マンホール蓋タイプ マンホール蓋タイプ変遷表と照合



設置基準適合性 耐荷重種類別 設置環境とマンホール蓋タイプ変遷表を照合し、適合性を確認。適合性に応じて判定を設定。
浮上防止機能
転落防止機能
損傷劣化 外観 判定写真と比較して目視でクラック・破損等の有無を確認。損傷大は取替必要、損傷中は要点検。
がたつき 車両通過時の音あるいは足踏みによる動きによって確認。
がたつき又は通行音が確認は取替必要。
表面摩耗 判定写真と比較して目視で表面摩耗を確認。
模様高さが殆どないは取替必要、模様高さが減少し、角が丸みを帯び始めているは要点検。
蓋・枠間の段差 判定写真と比較して目視で蓋と枠との段差を確認。
段差大は取替必要、段差中は要点検。
周辺舗装 周辺舗装の損傷 判定写真と比較して目視で範囲・程度を確認。
広範囲な舗装の損傷は取替必要、部分的な舗装の損傷は要点検。
蓋・周辺舗装の段差 判定写真と比較して目視で受枠と周辺舗装との段差を確認。段差大は取替必要、段差中は要点検。

また、「マンホール蓋タイプ変遷表」とは、蓋模様、蓋裏の構造、設置年、材質、支持構造、性能・機能項目等によりマンホール蓋をタイプ別に分類した変遷表です。
「マンホールふたタイプ変遷表」を活用することで、性能・機能不足の判定を効率的に行えることができるとともに、下水道台帳調書にある年代別のマンホール設置数を照合することで、マンホール蓋タイプごとの概括的な設置数を把握することができ、維持管理計画及び改築計画の策定に利用できます。

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判定基準一覧表

1.設置基準による判定

2.損傷劣化による判定