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維持管理について

Maintenance

維持管理に関するご提案

マンホール蓋の巡視/調査方法

マンホール蓋の状態把握手法は、「下水道マンホールふたの維持管理マニュアル(H12年:下水道協会)」に始まり、「マンホール蓋等の取替に関する設計の手引き(H23年:管路協))や「下水道用マンホール蓋の計画的な維持管理と改築に関する技術マニュアル(H24:新技術機構)」、「維持管理指針(H下水協)など、多くの手引きやマニュアル等に掲載されています。
特に2016年(H28年)に32年ぶりに改訂されたマンホール蓋のJIS規格(A5506)からは、マンホール蓋の状態把握手法は、「巡視」「点検」「調査」の3つに分類され、「管路管理マニュアル(R1:管路協)」にも踏襲されています。

マンホール蓋の巡視

マンホール蓋巡視とは、蓋を開けずに、劣化状況を目視にて確認し、判定写真に基づき3段階で判定するものです。判定写真は、「マンホール蓋等の取替に関する設計の手引き(案)」等に掲載されています。巡視は、下水道台帳に属性情報がないことが多いマンホール蓋の全体把握や、古くて性能・機能が大きく不足している、設置基準に適合しないタイプが多く設置されているエリアの調査に適しています。
具体的な巡視項目は、ふた本体では、「マンホール蓋タイブ(変遷表に付与されているタイプ番号や記号を記入)」、「外観」、「がたつき」、「表面摩耗」、「蓋・受枠の段差」
周辺舗装では、「周辺舗装の段差」、「蓋と周辺舗装の段差」の合計7項目です。

マンホール蓋変遷表


マンホール蓋変遷表とは、事業体様に設置されている代表的なマンホール蓋のタイプを古い順に左から右に並べ、材質や構造を整理し、設置期間を明確にした上で、保有性能・機能について、マンホール蓋に求められる安全機能8項目に対する適合状況を概略的に○△×の3段階で評価し、整理したものです。マンホール蓋は設置環境の変化に併せて、性能や機能を進化させてきたことから、蓋のタイプを見れば設置時期や保有性能が分かるという特徴を活かしたものです。

マンホール蓋の巡視動画

マンホール蓋の調査

マンホール蓋調査とは、蓋を開けて、設置基準適合性と損傷劣化の2つの観点で、14項目を対象としています。
設置基準では、「耐荷重種別」、「浮上防止機能」、「転落防止機能」の3項目
損傷劣化では、「外観」、「がたつき」、「表面摩耗」、「腐食」、「機能の作動で浮上防止・かぎ構造・転落防止の3項目」、「ふた・受枠間の段差」、「高さ調整部」、「周辺舗装の損傷」、「ふた・周辺舗装の段差」の9項目です。

マンホール蓋の調査動画