維持管理上の課題 管路とマンホール蓋の老朽化の現状 下水道管路の総延長距離と老朽化したマンホール蓋の現状 2021(令和3)年度末時点での下水道管路総延長距離は約49万kmとなっており、30年経過したものが約10万km以上、50年経過したものが約3万kmで、今後、更に増加していきます。 マンホール蓋に換算すると、全国で約1,600万基設置されており、30年以上経過したものは約350万基あると推測しています。 出展:国土交通省下水道部㏋ 2018(平成30)年1月~6月にかけて全国紙・地方紙にマンホール蓋の老朽化に関する記事が掲載されました。 老朽化したマンホール蓋への関心の高さがうかがえます。 老朽化リスクへの啓発活動 当工業会では、研修会や講習会などの機会を通じて、マンホール蓋のリスクの啓発活動を行っています。 しかし、実際に更新されるマンホール蓋は全国で年間10万基という状況です。 マンホール蓋は全国に約1,600万基設置されていますので、すべての蓋を更新するのに150年以上かかるサイクルとなっています。 車道部のマンホール蓋の標準耐用年数は15年なので、現在は標準耐用年数の10倍以上のサイクルでの更新となっています。