見える下水道、路上の橋
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グラウンドマンホールは唯一地上に存在している管路施設であり、またデザインマンホールの活用促進により市民にも下水道へ親しみをもっていただける「下水道の顔」「見える下水道」としての役割も担っているため、下水道イベントや、自治体の下水道広報の場面でも多様な活用がされるようになりました。
グラウンドマンホールは市民の身近な存在であるという特徴、またマンホールカード等のファンも多いことから、様々な下水道イベントにおいて活用がされるようになりました。 イベントではマンホールカードの発行や自治体のイベントに合わせた「新デザインマンホールの発表」なども併せて行われるようになりました。特にイベントで活用されることの多い「デザインマンホール」の歴史や、進化については下水道の見える化で詳しく解説しています。
新デザインマンホールお披露目
下水道展
ふれあいほたる祭り
マンホールサミット
上記のように、様々なイベントにおいてグラウンドマンホールは市民と下水道とをつなぐインターフェースとして活用されています。
デザインマンホールの種類は現在約8,000種類以上あるといわれており、その多くは自治体が独自のデザインや、地域の観光名所、名産品などをデザインした蓋です。このように地域それぞれに存在する特徴的なデザインのグラウンドマンホールは市民の生活に溶け込みながら、地域の独自性や、マンホールカードの配布との相乗効果、デザインマンホール探訪等の地域活性化にも役立っています。また、最近では有名キャラクターやゲームとのコラボレーションしたグラウンドマンホールも設置されており、市民や観光目的の方々からの人気も高まっています。
自治体独自のデザイン(静岡県富士市)
マンホールカードやデザインマンホールブーム等の影響もあり、グラウンドマンホールの存在は自治体、市民の方々に身近になって来ました。一方で、以下の様なグラウンドマンホール自体の課題についてもより広く認知、ご理解いただく必要があると当会は考えております。
○ 老朽化したマンホール蓋の増加○ 下水道におけるマンホール蓋の役割○ 維持管理の必要性
そこで当会は下水道関係者だけでなく、関係する官庁を始め市民の皆さんに至るまで、広くグラウンドマンホールに関する基本的な知識や計画的な維持管理の必要性をご理解いただけるようにマンガ広報誌を制作するなど、様々なコンテンツを通じて情報提供を行っています。マンガ広報誌は2023年1月現在で第2弾まで発刊されており、下水道関連イベントや研修会での配布だけでなく、当会HPでeBooks(電子書籍)としても公開し読者の皆様に好評をいただいており、第一弾の「マンホール蓋のひみつ」においては下水道広報プラットホーム(GKP)が行う2021年度「GKP広報大賞」において民間部門賞も受賞しました。
以下の画像クリックで、第一弾・第二弾のマンガ広報誌(eBooks)がご覧いただけます。
市民の身近に設置された60cmの空間として存在するグラウンドマンホールは、24時間365日、過酷な環境下にありながら「安全・安心な生活空間」を守っています。
グラウンドマンホールが大きく事業体のコストダウンに貢献したポイントの一つである「荷重区分使い分け」についてご紹介します。