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維持管理について

Maintenance

維持管理に関するご提案

マンホール蓋のCAPDサイクル

持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル確立に向けたガイドライン
(管マネガイドライン)

下水道事業は、整備促進の時代から本格的な維持管理の時代へと移行しています。
日々発生する維持管理情報等を効率的に活用して診断・評価を実践することにより、マネジメントサイクルを動かしていくことが必要です。

そこで2020(令和2)年3月に国土交通省から「維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル確立に向けたガイドライン」が発刊され、ICT を活用し、施設の設置状況、維持管理情報をデータベース化し、データを起点とした点検・調査、修繕・改築を行うマネジメントサイクルの確立を図ることが重要ということが示されました。

 

 

維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル(CAPDサイクル)

施設の設置状況、維持管理情報をデータベース化し、データを起点とした点検・調査、修繕・改築を行うマネジメントサイクルの確立が重要とされており、従来のPDCAではなく、CAPDサイクルが示されています。

マンホール蓋のCAPDサイクル

マンホール蓋のCAPDサイクルイメージ図

マンホール蓋のCAPDサイクルの解説

サイクルの核となるのはデータベースの構築と活用です。マンホール蓋に関する必要な「施設情報」と「維持管理情報」の項目を決定して、データベースにそれらを登録する場所を確保し登録・更新のルールを決めます。

C・Aでは、マンホール蓋の施設情報の整理をします。変遷表を作成、または既存の変遷表をブラッシュアップし、タイプごとの推定設置期間ごとに、その期間に設置されたマンホール本体の設置数を下水道台帳から抽出して当て込むか、巡視等でタイプを確認するなどして、タイプ毎の設置数を把握します。必要に応じてタイプ別の分布図を作成して可視化します。

 

右側のサイクルでは、がたつきや浮上飛散のリスクを孕んだような陳腐化蓋について、点検・調査を経ずに改築を行います。左側のサイクルは、安全機能を保有したマンホール蓋については、管渠と一緒に点検・調査を行っていき、不具合等を確認したら、改築を行うというものです。

新しい蓋を設置する際は、設置環境に適合したマンホール蓋を選定し、施工品質が確保できる適切な工法で施工します。これは、マンホール蓋のJIS規格 A 5506の付属書BとCにも掲載されています。

更新や点検の結果をデータベース化していき、年1回のサイクルで情報を更新していく事が重要です。