維持管理上の課題
マンホール蓋の不具合事例
下水道賠償責任保険支払件数(21年間)の施設別内訳
日本下水道協会様が実施している下水道賠償責任適用実績を見てみると、毎年100~180件発生しており、過去21年間で累計3,028件となっています。その内訳をみていきますと、管渠が33%に対し、マンホールが39%ということで、マンホールに起因するものが一番多い結果となっております。さらに、マンホールの内訳をみていきますと、蓋が約90%を占めております。
マンホール蓋に関連する下水道賠償責任保険支払件数の原因別内訳(21年間累計)
1番多いのが、「蓋と周辺舗装との段差による事故」で44%、次に多いのが、「蓋外れ/蓋の跳ね上がりによる事故」で26%。3番目に多いのが「豪雨時の内圧発生での蓋が飛散による事故」で約9%と、この3点で約80%を占めております。