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維持管理について

Maintenance

マニュアル類

下水道マンホール安全対策の手引き(案)

旧建設省に設置された下水道マンホール緊急安全対策検討委員会の提言をまとめ、下水道用マンホール安全対策の手引き(案)として平成11年3月に(社)日本下水道協会より発行されました。ここには、大きく以下の3項目が示されています。

  • ふたの浮上・飛散発生のメカニズム
  • 危険箇所の選定
    a.最重要項目
    b.重要項目
  • 緊急安全対策と中長期的安全対策

 

 

また、マンホールふたについては浮上飛散の問題だけでなく、がたつき,破損,スリップ,腐食など8項目についての安全対策の必要性が説明されています。

1.ふたの浮上、飛散発生のメカニズム

ふたの浮上、飛散発生のメカニズムは下記の3項目に大別されています。
発生要因の詳細は本手引き(案)を参照して下さい。

水圧の上昇・・・衝撃的な水圧  (ウォーターハンマー現象)

 

 

 

空気圧の上昇・・・衝撃的な空気圧  (エアーハンマー現象)

 

 

 

③空気塊の急浮上・・・衝撃的な空気圧  (エアーハンマー現象)

 

 

危険箇所の選定

a.危険地点、優先度判定表 (最重要項目)

危 険 度 低 い ---------------> 高 い 備 考

管断面の縮小
90% 80%
下流/上流
伏 越 し
有り
急 曲
90度 90度以上
合 流
(雨水吐き室を含む)
90度 90度以上
落 差 工
有り




マンホール間隔
50m 100m
ふたの空気抜き
800cm2 100cm2 10cm2

凹 地 部 凹 地 部
急斜面から緩斜面への変化点
変化点

管きょ流下能力
100% 50%
計画流量比
ポンプ場
揚水能力
100% 50%

 

b.危険地点、優先度判定表 (重要項目)

危 険 度 低 い -----> 高 い 備 考




管 径
φ1,000mm φ2,000mm
く形の場合は
断面積相当
管きょの接合 管頂  水面  中間  管底
土 被 り
2m 5m 10m
縦 断 形
逆勾配

マンホール蓋に求められる広義の安全機能