1. HOME
  2. マンホール蓋について
  3. 維持管理について
  4. 維持管理に関するご提案
  5. 長寿命化支援制度

維持管理について

Maintenance

維持管理に関するご提案

長寿命化支援制度

平成20年に下水道長寿命化支援制度が創設され、平成21年6月には、「下水道長寿命化支援制度に関する手引き(案)」がまとめられました。

 

 

 

 

 

 

 

長寿命化支援制度におけるマンホール蓋の取扱い

マンホール蓋の改築は、下水道長寿命化支援制度の対象となるとの確認は取れておりましたが、同手引きの7ページに掲載された「下水道長寿命化計画の検討フロー(管路施設)」では、

“なお、マンホール、マンホール蓋については、別途検討するものとする。”

と記載されたことから、JGMAとして位置づけを明確にする必要があり、マンホール蓋における下水道長寿命化計画の検討フローをまとめました。内容は以下の通りとなっています。

  1. マンホール蓋と管渠の検討フローにおける大きな違いは、マンホール蓋には長寿命化対策がなく、改築が必要と診断された場合の対策は、「更新」のみ、となることです。
  2. マンホール蓋には長寿命化対策がないため、ライフサイクルコスト等の比較検討は必要ありませんが、更新を行う場合、長寿命化対策の検討が不要な理由を以下の3つの観点で整理する必要があります。
    • 標準耐用年数を経過し、損傷劣化が著しいこと。
    • 陳腐化が著しいこと(古いタイプの蓋の性能は、現在のマンホール蓋の安全性能基準と大きな乖離があり、現在の設置環境に適さないということ)。
    • 部品調達が困難であること。
  3. マンホール蓋の診断は、損傷劣化による判定に加えて、設置基準による判定により、現在の設置環境に不適合となっているものの抽出が重要とされています。
    例)
    荷重区分T-25仕様の車道に、昭和30年代のふた(現在のT-8相当)が設置されている場合、更新対象。
    例)浮上防止機能が必要な管路(合流/雨水)に古いタイプのふた(カギや蝶番が無い)が設置されている場合、更新対象。

  4. マンホール蓋の修繕は、部品交換や基礎調整部の修復などを指しています。但し、陳腐化が著しいものや、部品調達が困難なものは、修繕による効果が期待できないため、対象外としています。

ストックマネジメント手法を踏まえた下水道長寿命化計画策定の手引き

平成20年に発刊された長寿命化支援制度に関する手引きは、平成25年にストックマネジメント手法を踏まえた下水道長寿命化計画策定の手引きになりました。

マンホール蓋の長寿命化検討フロー