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沿革
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Manufacturing
平成時代には全国のインフラ整備が前進するとともに、世界的な環境問題への関心も高まりました。グラウンドマンホールはその原料の一部に自動車工場からの端材となる鉄スクラップを使用しており、材料そのものがリサイクル可能という特徴があります。当会の会員社は持続可能な社会に求められるCO2排出量の削減やエネルギーコスト効率化のための様々な環境問題への取り組みを行ってきました。
グラウンドマンホールは溶けた鉄を型に流し込み固めて製造されますが、従来は、溶けた鉄を製造するためにキュポラを使用することが主流でした。その後登場したのが、電気を利用して鉄を溶かすことができる電気炉です。キュポラはコークスを燃焼させ鉄を溶かすため、電気炉に比べより多くのCO2を排出します。当会の会員社の多くは平成の初頭から、「環境負荷の低減」、「CO2削減」、「エネルギーコスト効率化」の視点を常に持ち、電気炉の導入を進めてきました。
※1
1997年のJSWAS G-4の制定で、グラウンドマンホールの材質はねずみ鋳鉄(FC)から、より高強度で軽量化が可能な球状黒鉛鋳鉄(FCD)に変わりました。また路上からの自動車荷重を支えるための蓋の構造も、分厚い平板構造から蓋裏にリブを配置した構造にすることで、従来のグラウンドマンホールと比べ約半分の重量になりました。製造や輸送におけるCO2排出量は重量に対して比例するため、概算として従来比50%のCO2排出量の削減に貢献していると想定しています。
グラウンドマンホールの材料のうち、多くを占めるのは自動車製造工場等で端材となった鉄スクラップです。また、鋳物のリサイクルしやすい特性を活用し、製品の製造工程で出る端材も再度スクラップとして利用しています。
※1参考文献:筑波大学大学院システム情報工学研究科 論文「誘導路導入によるライフサイクルから見た環境性と経済性の評価」
自然災害はいつどこで発生するかわかりません。災害時におけるグラウンドマンホールの機能や役割をご紹介します。
市民の身近に設置された60cmの空間として存在するグラウンドマンホールは、24時間365日、過酷な環境下にありながら「安全・安心な生活空間」を守っています。