見える下水道としてのグラウンドマンホール
「見える下水道」としてのグラウンドマンホール
グラウンドマンホールは地上で唯一目にすることができる下水道管路施設であることや、そのデザインの豊富さから、様々な活用が進められています。
特にデザインマンホール等は平成時代に大幅に普及拡大し、各自治体の観光誘致のPRや、ご当地キャラクターのデザインマンホールによるまちづくりへの寄与にも活用の幅が広がってきました。
これらはまさに、当会のキャッチコピーである「見える下水道」としての役割だと言えます。
・自治体独自のキャラクター
・市民公募
・花鳥風月
・有名アニメキャラクターとのコラボ
・名所・景勝地
グラウンドマンホールの広報活用は、いつから始まったのか?
昭和60年代になり、当時の建設省公共下水道課建設専門官が、下水道事業のイメージアップと市民理解の向上のために、各市町村が独自のオリジナルデザインマンホールにすることを提唱したことから、平成時代には下水道整備と同じく急速にデザインマンホールが普及しました。
急速にニーズを集め、全国に拡大したデザインマンホール
平成元年には『路上の紋章』、平成5年に『グラウンドマンホールデザイン250選』が、いずれも建設省下水道部監修で発刊(水道産業新聞社刊)されたことなどもあって、全国の事業体がデザイン化を進めるようになりました。
また、デザイン選定方法は事業体や、メーカーの提案によるものから市民への公募によるデザイン選考も行われるようになり、「地域の顔」としてグラウンドマンホールが認知されるようになりました。
メーカーの取り組み
デザインマンホールが全国へ普及するにつれて、1つの事業体の中で、雨水管と汚水管用や、車道設置用と歩道設置用でデザインを変えたりするケースも出てくるようになりました。
メーカー側も膨大なデザイン型の製作や保管技術などの対応を進化させながら、製造方法の工夫をおこない事業体の要望に応えてきました。
グラウンドマンホールの進化と拡がり
上記のように、デザインマンホールが下水道の「顔」として、広く市民に身近に親しまれるようになるにつれ、グラウンドマンホールは行政の立場からも、広告塔の役割として活用が進むようになりました。
近年では、グラウンドマンホールに関する様々なイベントや、流行が生まれています。認知が向上するにつれ、新聞・雑誌やTV等のメディアでも取り上げられることが増え、マンホール蓋の老朽化や、豪雨災害時のリスクについても広く認知されるようになってきました。
マンホールサミットの開催
マンホールサミットは下水道広報プラットフォーム(GKP)と自治体により開催されるグラウンドマンホールのイベントです。本会も例年協力しています。
マンホールカードのブーム
日本各地の特徴的なデザインをカードにした「マンホールカード」はシリーズ累計で837種類、 607自治体が発行されており市民からも親しまれています。
最新の情報は下水道広報プラットフォーム(GKP)のサイトからアクセス可能です。ぜひ一度ご覧ください。
GKP マンホールカードWebサイト : http://www.gk-p.jp/activity/mc/